蒼生舎の平飼いたまご

場長

 私が、蒼生舎農場の場長兼・たまご担当の今村直子です。
毎日、鶏の体調に細心の注意をはらいながら、たまごの出荷作業をしています。

無添加へのこだわり

生たまご

 黄身色の濃淡は、餌のトウモロコシや緑黄色野菜に多く含まれるキサントフィルという色素に影響されるものでこれらの飼料をどのくらいの割合で配合するか、そして与えた飼料を鶏がどれくらい食べるかによって変わります。

 もちろん、たまごの栄養価は、色の濃淡では変わりませんが、見栄えが重視される日本・特に関西では、一般的に販売されている卵のほとんどが、色粉によって着色されています。ちなみに、青い色素を飼料に添加すると、黄身の青いたまごを作ることもできるそうです。

 蒼生舎では「鶏に不必要なものを与えたくない」という考えから、着色剤は使いませんので、黄身がレモン色です。

飼料へのこだわり

稲穂

蒼生舎では、NON-GMO(遺伝子組み換えでない)ポストハーベストフリー(防疫のために行われる、収穫後の農薬散布をしていない)飼料にこだわっています。  NON-GMOトウモロコシを主体とした、オーダーメイドの指定配合飼料に海草や納豆菌、米ヌカ、牡蠣殻、国産の飼料米等を自家配合します。 

 草の生える暖かい期間は、毎日草を刈って、冬は有機無農薬栽培の野菜くずを与えます。かぼちゃなども、割ってやると、好んで食べます。

平飼いへのこだわり

ボリスブラウン

 蒼生舎の鶏は、ボリスブラウンという品種で、平飼いに適した温厚な性格、黄身の堅さや白身の盛り上がりの高さなどに加え、味にも非常に評価が高く、産卵率も優秀で、日本で人気の高い鶏です。
 メスの鶏は、オス鶏がいなくても卵を産みますが群の平穏を保つために、オスの鶏も一緒に飼います。
 雄鶏は時の声を上げたり、雌鶏が餌を食べている間、見守っていたりします。そして、見知らぬ人間が小屋に入ると、威嚇し攻撃します。
 蒼生舎農場は山の中、街に比べて、夏は比較的涼しいのですが、羽毛のある鶏達にとっては、なかなか辛い。暑いと食欲も落ちて、バテてしまいます。 夏場の餌やりは、朝の涼しいうちと、夕方や、夜間に行うなど工夫をします。

 羽毛が生えているとはいえ、真冬の開放鶏舎は鶏にとっても寒いものです。本格的に寒くなる前に、鶏舎の金網に、囲いを作ってやり、冷たいが風が通り抜けないようにします。 鶏達が健康で、美味しい卵を産んでもらうために、私たちができる事を日々模索しています。

無洗卵へのこだわり

たまごを抱く鶏

 産みたてたまごの殻の表面は、クチクラ層とよばれる薄い膜で覆われています。水で洗うと、その層が失われて、細菌が侵入しやすくなります。

 蒼生舎では洗浄はせず、卵を1つずつ手作業で確認し、汚れがあるものは出荷しません。手間はかかっても、鮮度を落とさずお届けしたいという考えです。